皆様、こんにちは! 株式会社SHOOTの小峰です。
前回の更新から少し間が空いてしまいました。3月までの怒涛の繁忙期をようやく駆け抜け、4月に入り、現場も少し落ち着きを見せております。
繁忙期を無事に乗り越えられたのは、一重に支えてくださる皆様のおかげです。また、落ち着いたと言われるこの時期にも、変わらず多くのご依頼をいただけることに、心より感謝申し上げます。
さて、昨日の新しい現場での出来事です。朝礼前、見慣れない50代くらいの男性から「材料を持ってきましたが、ここで合っていますか?」と声をかけられました。
お話を伺うと、その方は阪神淡路大震災の前から個人で荷揚げをされているという、業界の超ベテラン。しかし、その方の口から出た言葉に、私は背筋が凍るような思いがしました。
「若い頃は100キロ以上の材料でもガンガン持ちたいから持ちすぎた。でも、年取ったら体が動かんくなった。今は肘も曲がらんし、膝も上がらんのや……」
その言葉の重みに、私は「こわっ!」と本能的に感じると同時に、改めて確信しました。力任せだけで突き進む時代の危うさを。
「力」の先にある、本当のプロの仕事
私たち株式会社SHOOTは、社員に対して「ガンガンいきすぎないようにしよう」と常々伝えています。
もちろん、プロの荷揚げ屋として最低限の筋力は必要です。最近ではTikTokなどのSNSでも、驚くほどの枚数の石膏ボードを一気に運ぶ姿を目にすることがあります。同じ荷揚げ屋として、その力強さは素直に「かっこいい」と思いますし、時には魅せない場面も現れたりや、自らの限界に挑みたいという熱い気持ちも、本当によく分かります。
しかし、本当に大切なのは、その力の「先」にある**「総合力を磨くこと」**だと考えています。
石膏ボード(3×6 9mm)なら6枚、重さにして約60キロ。これくらいをしっかりとコンスタントに扱える「並以上」の力があれば、プロとしての土台は十分です。その土台の上に、以下の要素を積み重ねていく必要があります。
最短・最速で運ぶための「段取り」
現場の状況を瞬時に見極める「判断力」
自分と仲間の体、さらに資材を傷つけない「安全性」
そして、お客様の信頼に120%応える「作業クオリティ」
これらすべてを合わせた**「総合力」**を磨き、知恵を使って現場のムダを削ぎ落としていく。それこそが仕事の本当の「楽しさ」であり、何十年と現役で、元気に仕事を続けられる唯一の秘訣だと思います。弊社では40代、50代の方も多数いて下さり、長年培った経験値の高さが非常に心強く、日々一緒に働けることに感謝しています。
熟練者が担うべき「教育」と「未来」への使命
ただ重いものを運ぶのが格好いい時代は終わりました。
これからの熟練スタッフに求められるのは、単なる作業員としての動きではなく、現場をまとめ上げる**「リーダーシップ」**です。
後進のスタッフたちに対して、決して甘やかすのではなく、プロとしての厳しさをしっかりと教える。しかし、その根底には「長くこの業界で活躍してほしい」という温かい眼差しを持ち、教育していく。
そしてゆくゆくは、現場を統括する「管理者」となり、私と一緒に会社を盛り上げていく中核メンバーへと成長してほしいと願っています。
「プロの技術と知恵を駆使し、スマートに、かつ長く活躍し続ける」
このスタイルを自ら体現し、次世代へ繋いでいくこと。これこそが、私たちが背負うべき使命だと感じています。
昨日お会いしたベテランの方は、ご自身の体を張って「無理な働き方の代償」と「知恵と総合力の大切さ」を教えてくださいました。この先人の教えを糧に、SHOOTはこれからも進化し続けます。
固いブログになって知恵と安全、そして教育を大切にする**「信頼の荷揚げ屋」**として、今月も皆様の現場に貢献してまいります。
今後とも、どうぞ株式会社SHOOTをよろしくお願いいたします。
株式会社SHOOT
代表取締役 小峰
